ここ数日NASへのアクセスで問題が生じていまして、PCからNAS(ReadyNAS)にアクセスしてファイルを見ていると突然反応がなくなったり、反応はするけど転送速度が通常時の1/10未満に落ちたりと大分困ったちゃんな状況に陥っていました。
こういう時にまず疑うのは「ネットワークの回線速度」なのですが、オカジ氏邸のネットワーク状況は下記のようになっております。
(この図はdraw.ioというサイトで作成。このdraw.io、非常に便利。)
PC1、PC2とNASは有線LANで接続されており、回線速度は理論値で1Gbps。実測でも300Mbps付近な感じなので、回線に不安はなさそうです。
じゃあ、何かHDDの一部の領域に問題があるのかというと、何か決まったフォルダ/ファイルで問題が起きるわけではなく、どのファイル/フォルダでも症状が出るとき出ない時があるので、HDDの問題でもなさそう。
ということで、原因を探るべくNASの設定を弄ろうとブラウザでNASの設定画面で操作していたところ、あまりレスポンスの低下を感じない事に気付き、SSHでNASにアクセスしても同様にレスポンスの低下は無いということがわかりました。
こうなると理系特有の「原因の切り分けは自分の納得がいくまで行う」スキルが発動し始めます。
NASと自分のPC(Windows10)とのファイルやり取りにはSAMBAを使っているので、実はSAMBAの設定に問題があるじゃないかと思い始め、FTPでファイル転送してみて速度の違いを調査しようとNASでFTPを立ち上げて実験してみたところ、やっぱり問題ない。
これでSAMBAが悪さをしてるのはほぼ確定です。
そうすると、Google先生にも理由を聞きやすくなってきます。
「SAMBA 転送 遅い」
とかで検索をかけると対処法がいろいろと出てきたので早速そのうちの一つを試してSAMBAを再起動してみたところ、問題は解決したようです。
これは素晴らしいと思いつつ、原因の切り分けを自分の中で納得するため、自分がやった対策が正しかったのかを検証しようと再度SAMBAの設定を戻してみようと設定ファイルを開いたら自分の設定した項目が削除されたようで見当たらない。
確かにsmb.conf(SAMBAの設定ファイル)のヘッダーをみたら「このファイルは自動で作成される」と書いてあったので、SAMBA再起動をNAS再起動で実施した際に再作成されたのでしょう。
ということで、数日かけて頭を悩ませていた問題は単純にNAS再起動で解決したって話でした。ちょっとがっかり。
では。