仕事で不具合を起こした時、再発防止策を考える。
まあ、普通にある話ですよね。
でもって、再発防止策といえば、
・ 作業手順が明確でなくて作業抜けが発生したら作業手順を更新する。
・ チェック漏れがあったら、チェックシートを更新する
とか、そういう対策が多いかと思います。
でも、この業務手順の更新やチェックシートの項目を見直すと言った対策は所謂現場レベルの対策なんですよね。
この現場レベルの再発防止で不具合の再発は防げるかも知れませんが、そもそもこういう状況を作った原因を考える必要はないでしょうか?
例えば、
・ そもそも作業抜けはなぜ発生した?
→ 会社として初めての作業?
→ 作業にアサインする人は適切だったか?
→ 作業する人が初めての作業だった
→ 手順を作るのもそうだけど、他の人のフォローはあったのか?
なかったとしたら、なかったことは問題じゃないのか?
・ チェック漏れはなぜ起こったのか?
→ チェックする人の健康状態は?
→ 作業量が多くて、チェック出来る状態じゃなかった。
→ じゃあ、なんでそんな作業量が多い人になってるの?
→ チェック漏れが起きちゃう文化だった
→ なんでそういう文化になっちゃったの?
という感じで、現場レベルの対策よりも上の視点での原因、対策を考えて初めて再発防止策が管理すると思うんです。
で、その対策を考えるのは、不具合を起こした人ではなく、人のアサインをしている人、グループの文化を作っている人、で現場レベルよりもちょっとだけ上の人達であるべきだと思っています。
でも、1つ不具合が起きた時に、再発防止策に関してそこまで考えている上の人ってどの位いるのかな?
不具合起こした人に「再発防止策考えて」と言って出来上がったものを見て評論家する上の人が多い気がするんだけど、それは責任を取らない上の人の典型例だよなぁと思うのは自分だけなのかな。
って、ふと思いました。
では。