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日々思った事とか

ISO標準

ネットで色々見ていたら、紅茶の入れ方はISO(国際標準化機構)で決まってるというネタをみつけて、んなわけあるかいと調べてみたら本当にISOで規定されてました。

ISO 3103 - Wikipedia

実際のISO規格は英文なのですが、Wikipediaにまとまっている日本語を読むと

硬水は使ってはならない。

というのがありまして。

日本では水は軟水なので特に問題はないのですが、紅茶と言えば英国と言われるイギリスの水はこれでもかって程の硬水だったはずで、イギリスの水を使って紅茶を入れるのはISO規格が守られてないじゃねぇかと思ったわけです。

でもって、これを読んでつい先日見た動画を思い出しました。

1960年代にBBCが制作した映画で核戦争の英国への影響を当時の現実的な視点で描いたドキュメンタリーで

www.nicovideo.jp

になります。
(核戦争とかその後の対応の話なので、観るならそれなりの覚悟はしてね)

この5分40秒くらいのところで、一般市民を疎開させた後に行政から渡される食料、衣類などの配給カードの説明があるのですが、基本食料の配給の内容が
 ・バター
 ・マーガリン
 ・紅茶
 ・砂糖、卵
とかで、基本の中に紅茶が入るという話なんですよ。

それ程までに浸透している紅茶を飲む文化を持つのに、紅茶の入れ方がISO標準を守れてない、というのがちょっと面白いなと思いました。

ちなみに、このISO 3103を最初に考案した人はイグノーベル賞を受賞されたそうです。

…ですよねー。

では。