昨晩から今日にかけて自分がずっとフォローしてた人達が立て続けにいなくなってしまった。
いなくなった理由が自分は絡んでないけど、傍から観ていて大分悲しかったので、それ関連でちょっと駄文ですけど昔の話とか書いてみます。
1996年4月、Yahoo JAPANがオープンしたと同時に大学に入学しました。
自分が入学し大学は理系の大学で、通信がどったらこったらなところだったのもあり、大学の講義にコンピュータを扱う講義があって、その一環で、インターネットに触れる必要性が出てきたわけです(この講義はUNIXの使い方、ネット関連の基礎知識、Webページ作成(もちHTMLで)がメインでした)。
UNIXの使い方というくらいなので、大学の端末(SunOS)を使って授業をするわけですが、授業でインターネット上の知識を仕入れるという課題があったので、SunOS上で"mosaic &"と打ってブラウザを立ち上げることで対応をしていたわけです。
ちなみに回線も大学の回線が西東京の大学の拠点だったのもあって、大分太い回線だったようで快適にネットが使えて、ISDN56kとか言ってる時代に普通にMbpsレベルのデータ転送ですよ、画像とか見放題(当時は動画のコンテンツが皆無だったので画像メイン)。
という感じでインターネットの世界を満喫出来る環境にいたわけですが、世を知らない純粋無垢な若者たちがインターネットの世界に溺れる前に、メール送受信(今みたいなメーラーは無いので、emacsのプラグインみたいなのを使用)とニュースグループへの投稿、リプライを出来るようになりましょう(これらもUNIX上での話ナ!!)という課題が有りまして、その時に"ネチケット"という言葉を教わりました。
今じゃ使わない言葉なのかもしれませんが、ネット上でのエチケットのことで、メールの文章は横一列にだらだら書かずに改行する、環境依存文字、半角カナを使わないといったアクセサビリティの話から、ニュースグループにマルチポストしない、引用は明示するといったいわゆるマナーの話などの事を指します。
そして、そのネチケットには「人への配慮」と言うのがあります。
お互い顔が見えないインターネットの世界ですが、PCの画面のネット上の先には通信網を介して、最終的には人にたどり着くわけでして、それは結局、顔が見えないと言いつつも人と人の対話にはなっているという意味で、かつ、ネット上のやりとりは文字だけのやりとりになり、Face to Faceの会話では見える表情がネット上では見えません。ということから、ネット上でのやりとりはより一層の気遣いが必要になるんですよ、ということから人への配慮をしっかりやりましょう、という話があります。
まだ、インターネットが小じんまりした輪だったとき、このネチケットというものにネットの世界の人は敏感でしたが、人数が増えていくに従ってそれも薄れてきたようで、この「人への配慮」も薄れてきたような感じです。
時代とともに変わっていくのは当たり前のことだと思いますが、幾らインターネットでPC、スマホ相手に何かしてると言っても、最後は人対人なので、その部分は忘れず、変わらずにいたいですね。
では。